わが国は急速に、高齢化した社会構造に変化してきています。
志賀町においては、65歳以上の人口は8,478人で、高齢化率は41.3%です。(2018年9月末)
団塊の世代が75歳以上になる2025年には、高齢化率は46.6%に上昇すると予測されます。(日本医師会・地域医療情報システム)

 長寿社会の到来―――それ自体は大変喜ばしいことですが、同時に何らかの支援を必要とする高齢者の方々が増加することでもあります。
 人は誰もが自分らしく生きていきたいと考えています。高齢になって、徐々に自分のことが自分でできなくなってしまったとしても、できるならば、今まで生きてきたように自分らしく生きていきたいと考えることはごく当たり前のことです。
住みなれた場所で、馴染みの人たちと一緒にいつまでも生活したいと考えることもごく当たり前のことです。

 高齢者や障がい者が「必要なケアサービス」を受けることがきるシステムの構築が不可欠であり、地域の人々との協力体制や様々な社会制度が充実されなければなりません。
特に、地域からの支援・介助する体制の構築が急がれ、期待されています。在宅介護の場合、介護保険ではフォロー出来ない外枠サービス(車の運転、買物随行、話相手や安否確認など)の問題が指摘されています。

 なでしこ志賀は、志賀町内の「見守りネットワーク」「助け合いネットワーク」となり、一人暮らしの人や高齢者、及び障害のある人が日常の暮らしにおいて、「住みなれた家・住みなれた地域」で、安心して住み続けられる地域社会をめざして、支えあい、助け合いの活動を行い、「元気で優しい町づくり」を目指して、NPO法人として活動しています。



石川県では、一人暮らしの高齢者などが抱える日常生活の困り事を解決するために、「安心生活サポート・モデル事業」を始めました。なでしこ志賀も事業に加わっています。
なでしこ志賀のあゆみ
2011年(平成23年)
10月 「なでしこ志賀」設立総会
2012年(平成24年)
2月 特定非営利活動法人に認証、法務局に登記
5月 北陸信越運輸局石川運輸支局で福祉有償運送登録
6月 「皆さんのお役に」北陸中日新聞に掲載
10月 石川県安心生活サポート事業に採択
2014年(平成26年)
6月 「通院買い物支援利用急増」北陸中日新聞に掲載
11月 事務所新築起工式
12月 「地域に恩返し」石川テレビ・スーパーNで放映
2015年(平成27年)
2月 事務所新築移転(羽咋郡志賀町福浦港 浦97番地1)
3月 北陸労働金庫NPO・ボランティア団体助成金受領
5月 (株)八幡グループ様から、事業支援
6月 移動サービス新利用料金改定
    志賀町社会福祉協議会まごころ基金助成金受領
11月 志賀町生活支援整備協議会選任
2016年(平成28年) 
2月 定款変更 理事5人体制
8月 第1回朝市・フリーマーケット「なでしこ元気広場」開催、以後毎月第1日曜日開催継続
2017年(平成29年) 
3月  太陽テント(株)様から、元気広場テント一張り現物寄付受け
6月 移動サービス延利用者件数10,000件達成
8月 ボランティア団体「カンカン娘」様からリクライニング車椅子寄付受贈
11月 元気広場での古布・骨董品販売額12,400円東日本大震災義援金寄付
12月 石川県社会福祉協議会第43回生命保険協会福祉募金寄付受領
2018年(平成30年) 
2月 「久光製薬(株)ほっとハート倶楽部」寄付金受領
5月 臨時社員総会
    ①志賀町介護予防・日常生活支援総合事業訪問型業務委託契約について
    ②定款第5条(事業)一部変更
7月 志賀町介護予防・日常生活支援総合事業訪問型業務、委託契約締結
8月 元気広場収益全額11,165円・西日本豪雨災害義援金寄付
    志賀町地域生活支援事業「移動支援事業」、委託契約締結
    介護移動・移送サービス利用者延べ人数10,000人達成
9月 地域豪雨災害復旧作業のため、フリーマーケット「なでしこ元気広場」初めての中止
11月 今年最後の「なでしこ元気広場」福専寺お御堂にて実施 LED照明5基寄付
活動実績(2018年12月31日)